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第三章天然石と内観10

内観のやり方

第三章天然石と内観10

『自分らしく戻る石屋さんのショールームを訪れ起きた自分の変化、家族の変化』

素の自分ってどんなだろう?ってずっと思っていました。
母でもなく、妻でもない。
自分を表すものは出身地でもないし、会社の立場や職業でもありません。
肩書きや鎧をどんどん取って残るただの自分って、どんなでしょうね?

先日7月13日にFieldStonesのショールームを家族で訪れ、その夜はライブに出させていただきました。
そこで社長さんが初対面のときのわたしについて話されていたことを聞いて思いだしたことがありました。
ちょうど1年ほど前の2023年7月に、初めて社長さんとHanaさんと逢うことになりました。
わたしは何年も前から実家に行くことも無くなり、ムスメの学校環境が変わったことで学校に行くことも無くなり、今いっしょに暮らす家族以外との関わりが無くなってしまっていました。
だからある意味すごく平和に暮らしていたのです。

だけど天然石と出逢ってからは『人が怖い、外が怖い』など怖さの封が開き、自分の恐怖の深さを知りました。
夜眠ることが怖いこともだけど次々と浮かび上がり認識する恐怖と向きあう真っ只中にいました。
石たちの美しさのあまり自分の醜さが際立つように感じたし、美しいとかかわいいとかに嫉妬する自分も目の当たりにしました。
だけど実際には家族以外には関わりがないから見た目に関する葛藤は現実味がまだリアルではなかったし、後回しなかんじでした。
だから、『逢いませんか?』と言われて見た目問題が最前線となり、一瞬かなりの規模で動揺しました。
でも、自分が見る夢に導かれた天然石のつながりです。
逢いませんかと言われる前夜にもHanaさんと逢う約束をしている夢を見ていたから、なんだかこの展開を分かっていた気もしたし、避けられないと思いました。
天然石と出逢ってからは自分の内側の自分のきもちに気づいたり、自分の明るさや清らかさを見つけられるようになり、わたしはわたしの肯定的な変化をすごくありがたく思っており、ふたりはその、わたしが変わってこれた石を売っているお店の人、だから信じていいと思いました。
でも震えた。
震えたけど、わたしが『外』に出て『逢う』ならこういう人たちだと確信する感覚がありました。
震えながら一瞬の深い葛藤を超えて、ふたりだからだいじょうぶ、と自分に言い聞かせ、逢う決心をしたのです。

せっかくの決心です。口を開ければ歯が見えるから口を気にせずにたくさん話したいと思い、マスクをしていていいですか、って言ったのでした。
社長さんの話を聞きながら、わたし確かにそんなこと言ったなぁ!って思いだして、たった1年前、あのときの震えて必死なわたしを思いだして、今とぜんぜん違うことを強く感じてなつかしくて泣きそうになりました。
前歯が入れ歯になってしまって、笑うと丸見えで、そのころは家族といるあいだも口を閉じて、口を隠して笑っていました。
家族にもそんなだったから、初対面の人に話すときに口を隠すような不自然でいたくないなって思ったのでした。
そこを万全に整えても有り余る緊張が、きっとほとんど自分を出しきれないだろうから、せめて『気にする』を排除したかったんです。

でも結局、逢うまでの数週間のあいだに心境が変わり、ふたりには気にするなど無意味だわって思いました。
だってすでに魂を見られているもの。
カラダも心もわたしを現しているけど、それより本当の本質の中身である魂に触れて、わたしよりわたしを見て知っている人たち。
そう思ったら、ふたりには、歯など見られてもいいや、と手放せたのでした。
それでも『人に逢う』って何年ぶりなかんじだったからやっぱりすごく緊張して、カチコチでした。
声も出るか心配でした。
いつも騒がしい音量のゲーム音のなかにいる夫にはわたしの声は聞き取りにくく、いつも聞き返されては『聞こえない!もっと大きな声で言ってよ!』と大声で言われて、こちらも腹が立ってきて怒ったように言い直していました。
日常がそんなだったから、ふつうに話すわたしが想像できませんでした。
話す練習をしたいって思ったけど、これは緊張しているとはいえ素のわたしがそこに行き、話してみるまで分からないと思いました。
ふたりを前に、わたしのことをわたしの言葉、わたしのペースで話すのがだいじ。
わたしを作らず、偽らず。
そうしてふたりと出逢い、話すと、やわらかく話すわたしの声に気がつきました。
わたしこんな話しかたができるんだ、そしてこんな声なんだ、と驚きました。
自分の自然体に出逢う体験でした。

魂を見られてるふたりに逢うってそういうこと。
素の自分になるしかないんですよね。
それは結果として魂と自分を近づけてくれる、って思います。
あれから1年のあいだに社長さんとHanaさんには4、5回お逢いしました。
そのたびわたしは少しずつ緊張を解き、話すようになり、笑うようになり、くつろぐようになりました。
日々わたしは本来の自分に戻るよう内観をし続けて、自分じゃないことを手放し、自分らしく在るように意識していますが、日々のそれがありながら時々ふたりに逢うことが、『ただのわたし』『あるがままのわたし』をだんだんと現実に解放してくれたと感じています。
ふたりに逢うってきっとそんな作用がありました。

わたしはいつも嘘偽りのないわたしでいたい、って思っています。だれにも態度が変わらない人がわたしの信用する人なんです。
社長さん、Hanaさんと初めて逢ったあと迎えに来てくれた家族がわたしを見て、めちゃくちゃ顔色がいいね!と言いました。
ふたりがたくさんのすばらしい石を見せてくださり石のパワーをいただいた効果もあるけど、自分の塞がっていたエネルギーが流れ始めたからだと思いました。
自分でも開放感を感じていました。
家のなかでもこの気分のままいたいと思いました。
それまで家のなかでは夫のゲームがうるさいと言って音に耐えるばかりだったから、わたしがにこにこしにくい雰囲気ができあがってしまっていました。
ここから態度を変えて、家でもにこにこ笑うわたしになるのは勇気がいるけれども、わたしは文句を言うわたしより、にこにこ笑い楽しくいるわたしがいいと自分で思います。
だから社長さんとHanaさんの前で現れた自然な態度の自分を家庭でも出していこうと決めました。

わたしの内観に何度も出てくる『ひどい夫』の話。それをありのままに書くのを夫は了承しています。
なぜなら、ひどかったのは過去の夫であり、今は良くなっているから。(と、夫は自信があるから!)
そしてこれがだれかの役に立つならうれしいから書いていいよ、と言うのです。
なので今まで夫のことをなまなましく書いてきました。
喜怒哀楽がすなおすぎて押さえられないこと。
エネルギーが強いので振り幅が大きくて、ご機嫌で楽しいほど怒りも点火しやすいこと。
感情から言葉になるまでに『考える』という過程が少ないから思ったまま、かなりきついことも言ってしまう。
本人に悪気はなく、むしろ『本当のことだから』『だってそう思ったから』と堂々と言う。
フォローするまわりが大変なんです。
先日FieldStonesのショールーム行きを夫もすごく楽しみにしてくれていました。毎日ウキウキしてテンションが上がっていたのだけど直前に、夫にとって烈火の如く怒る種類の出来事がありました。
わたしもムスメもものすごく緊張しました。
これは怒りまくりになる。回避できない!と思ったけど一瞬怒りの空気と文句が濃く出たあと静かになりました。
それがその後どうなったのかグチも言いません。自分のなかに抑えたままです
この深いところの変化に、わたしもムスメも心底驚いています。
夫の変化をすごく目の当たりにしてからショールームに向かったのでした。

過去、人が集まる食事会などでお酒を飲むと陽気な夫は楽しい雰囲気に飲まれます。
にこにこしているのだけどお酒を飲む楽しさと料理を味わうことに心がいっぱいになって、近距離でだれかに話しかけられても聞こえていないことが多いのです。
いつも話しかけた人を困惑させるし、その人がわたしをチラッと見てくるのでわたしはいつも人と夫の間に入りそのフォローをして場を取り持っていました。
実家でもずっとそうだったから、わたしは夫といっしょに誰かに会うのって自分は気が休まらず、イヤだと思っていました。
今回、家族みんなでショールームに向かい、社長さんとHanaさんとみんなで話す時間がたくさんありました。
わたしは、わたしも全力で楽しみたかったし、夫が変わってきていることを信頼して、過去のように夫を気にするのをやめる、と決めていました。
そしたら夫は、人の話をちゃんと聞いて会話していました!
そのことがわたしをすごく安心させてくれたし、すごくうれしいことでした。
夫は、もうだいじょうぶなんだ、と思えました。
わたしは夫を手放すことができました。

ムスメは緊張しているのは分かったけどあまりに長時間無口なまま真顔なのでどうしたのかと思っていました。
あとから聞くと、自分でもふしぎなくらい口を開けなかったそう。その状態の意味が分からないのでわたしに説明もできずにいたそう。
ごはんをなんとか食べたけど、ごはんもぜんぶ入らないようなかんじだった、と言います。
なるほど、と、それならわたしに心当たりがありました。
社長さんとHanaさんにお逢いする2回目のとき、すごい石を見せてくれて、わたしは水がひとくちも飲めない状態になったのです。
石のエネルギーが満タンに注ぎ込まれたのだと思います。
そのときは口を開くとなにかが出そうで、話すのが本当にたいへんでした。
過去に出雲大社にお参りしたときも帰り道は座る体制がつらいほど体内がなにかで満タンで、わたしは一日中飲まず食わずになったことがありました。
真に清らかな場にはなにかあると思う。
わたしとムスメはふだんから、石って美味しそうだ、と話すのだけど、石のエネルギーを食べてるって思います。満腹になったのです。

そう話すと安心したのかムスメのおしゃべりが止まらなくなり、わたし石を好きになった、と言いました。
ショールームで吟味した石をふたつ迎えたけど、もう次に気になる石も決まったようす!
これって、『分からない』が口ぐせだったムスメにはすごい変化なんです!
リーディングメッセージも自分が成長したらメッセージ内容が変化していくというところを前にも説明していたけれど、欲しい石が増えたことで俄然興味と意欲が湧いたようでした。
そしてわたしが参加させていただいたライブを夫とムスメは見ていたのだけど、カイヤナイトの説明で『依存を無くし自立する』というところに惹かれた、とそういうことをキリッとした顔で感想をはっきり言ってたのが印象的でした。
さらに、今までわたしが持っている石に見える虹について特になにも反応が無かったのだけど、今は虹がよく見えてキレイだ、と言いました。
分からない、が口ぐせだったころには本人も認めるほど『魂がまったりと分厚い衝撃吸収的な素材に覆われている』感がありました。
ムスメは、興味が無いわけじゃないけどすごくあるわけでもない、と言いながらわたしの熱意とわたしの変化を目の当たりにしたことからなにかを感じて石を少しずつ迎えていました。
だんだんと、自分の好みや自分がどうなりたいか、を自覚できてきて、着る服や髪色がカラフルになりました。
髪や服を楽しみ、仕事に意欲も湧き、学校も卒業に向けてやる気を出し、めんどくさがることが激減して行動が軽やかになりました。
そうすると、今まで石たちに見える虹に対して反応が薄かったのに、この石虹がきれいやな、とよく言うようになりました。
わたしは驚いて、どうしてそう変わったの?と聞きました。
そしたら、今まで虹がこんなに見えてなかった、と言いました。
今は虹が見えるし、石もすごくきれいに見える、って!
そのように感覚がきれいになったタイミングでショールームに行ったので石のエネルギーをたくさん受け入れたのだと思います。
また行きたいって言う。
ムスメのそんな積極的な発言も珍しくて、すごくうれしく感じました。

変化はまだあって、わたしが出たライブについて、帰り道のクルマのなかで夫とムスメがわたしを褒めまくってくれました。
声がすごく透明で神秘的に聞こえたよ、そしてちゃんと聞こえたし聞き取れたよ。
みんないっしょうけんめい聞いてくれたと思う。そういう質の声で、優しい話しかただった!って、ふたりが重ね重ね言ってくれました。
わたしってこうして褒められるのって初めてじゃないかな。
人のことはすごく褒めてきたわたしなのだけど、初めて自分が褒められてうれしくなりました。
しかも、お母さんいつもごはんを作ってくれてありがとう、的な一般的なことではなくて、魂のわたしの仕事のことを褒められたことがじわじわとうれしく、心に沁みました。
このために家族と行ったのだと思いました。
魂的な『ありのままのわたし』を家族に見せて、最高に受け入れられるためです。

帰宅してからわたしは、このありのままのわたしで過ごしています。
特に夫が、ライブでみなさんがわたしに優しく声をかけてくださる様子を見たことでわたしがどんなつながりのなかにいるのか、いつもなにをしているのか雰囲気が伝わったと思います。
だからなのか帰宅してから夫の笑顔が増えて態度がやわらかくなりました。
わたしが言うことをいちいち皮肉にカチンとくる方向に受け取るクセがありました。それは以前よりかなり減ってきていたけど、わたしが夫に対して警戒が解ききれない原因のひとつがそれだったから、今回そこも解消したように思います。
わたしがそのままウラオモテの無い、イヤミも無いわたしなのだとやっと分かってもらえたと思います。
またこれも夫の手放しにつながりました。

帰宅してからムスメがうれしいことを言ってくれました。
昔に比べたら今のわたしが本当に明るくなってる。その今が100パーセントの明るさだとすると、ショールームにいて社長さんやHanaさんと話しているわたしは150パーセントくらい明るかった!って。わたしのまわりにきらきらとお花が出てたって!
わたしはそれを聞いてうれしかったです。
わたしは今回ショールームを家族で訪問することになって思ったのは、社長さんとHanaさんに見せてきたわたしこそ母でも妻でもない『わたし』なので、そのままを家族に見てもらい、わたしが話すことやわたしらしさがありのまま家族に伝わったらと思っていました。
言葉で説明できることではないからです。
社長さんとHanaさんと初めて逢ったときに現れたやんわりゆっくり話すわたしの口調を、1年過ぎて最近は家庭でもわりとそのまま出せていたけど、まだときどき夫の目には『不機嫌なわたし』が現れるというズレがあったので、夫の目に映るわたしが正しく伝わって欲しかったのです。
家庭でのわたしと魂に近いわたしとが一致したありのままのわたしが本当で本物だとずっと思っていました。
だから今回、今関わる人たちとおなじ時間を過ごしたことはわたしにはたいせつな調整の場となりました。

もうひとつ、ショールームを訪れた日、わたしには一致したことがもうひとつありました。
その日、わたしの家族と社長さん、Hanaさん、ムスコさんとみんなで街中を歩きました。
そして入り口と出口が両側にあるタイプのエレベーターに乗りました。
このタイプのエレベーターに前にも乗ったね、って思ってから『前って⁇』とふしぎになりました。
なぜならわたしが住むところの行動範囲にこのタイプのエレベーターがある建物は無いからです。
だから『前って⁇』と頭に引っかかったまま、帰り道にまたエレベーターに乗るためエレベーターに向かってみんなでぞろぞろ歩く場面も『前にも見た』ってまた思いました。
そしてエレベーターの向こうに見えた赤い外観のお店にも、何屋さんか分からなくてもその景色全体に見覚えがあって、そしたらHanaさんが振り向いて言ったひとことも、この場面このセリフをそのまま見て聞いた覚えがあって、さっきからなんなのだ?とまた頭のなかがぐるぐるとしました。
その夜にライブがあって、社長さんがわたしについて、『章子さんは予知夢や明晰夢を見る人です』と言われて、あ、そうだ!そのままを夢に見たんだ!と思いだしました。
昨年末あたりにやたらと人が出てくる夢を毎晩見ていて、見ているわりに朝起きると内容を覚えきれていないから手帳にも夢日記をつけていませんでした。
だけどそのころ、社長さんがすごくくつろいでライブで話している夢を見たり、今回の場面の、お互いの家族が集まり人混みを歩いているような日常的すぎるようでそのときはまだ非現実な夢を見たのを思いだしました。
ライブ中にそれらがつながって脳が大騒ぎな感覚になって大変でした(笑)
予知夢っていうキーワードがなかったらはっきりと判明しなかったと思います。
だから偶然じゃなかったと思う。
今回のようなささやかな内容の、あとから『夢に見た』と分かる夢をわたしはときどき見ます。
予知夢というほどたいした内容ではありません。
だけど話してそのままを信じてくれる家族に恵まれていて、今回も家族にそのまま話して面白がりました。

こんななんでもない内容だけど、そして証明もなにも無いけど、大きな覚悟と新しいことに挑戦することになったこのタイミングでこのような流れで判明したことに意味があると思いました。
自分を信じるんだよ、自分らしさを出していくこれからのために自信を深めるんだよ、とかみさまに言われているのだと思いました。
確かなものは自分のなかにしかありません。
自分の『本当の真実』を自分が100パーセント信じることがこれからたいせつなのだと感じる体験でした。

ライブを見てくださったみなさま、わたしの声を優しいと褒めてくださりありがとうございました。
母にはムシされ、夫には聞こえないと言われ、わたしは自分の声や話しかたが悪いんだ、と思っていましたが、今回の出来事により、今までキズついてきたわたしがすごく癒されています。
ありがとうございました。


 
 
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