第二章内観を進めるポイント3
『愛の言葉で思考する』
内観を始めた最初のころにわたしに起きた大きな変化がとてもたいせつなことなので書いておきたいと思いました。
それは言葉づかいについてです。
話す言葉だけではなく、思う言葉もです。
わたしにはムリ。
わたしなんか。
なんでもいい。
めんどくさい。
などたくさんあるのですが無自覚に頻繁に使ってしまっていませんか?
人に言われてひどい記憶として刺さっている言葉がだれにもあると思うのだけど、自分が自分にけっこうひどいことを言っていませんか?
あなたは自分で自分をキズつけていませんか?
自分に対して使う言葉はあからさまにひどくなります。なにしろ遠慮がありませんから。
わたしはアホだからって悪気なく思いがちですが、これをもしも人に言われたらはっきりとキズつくでしょう?
平気なフリをするかもしれませんが不愉快なはずです。
でも自分には簡単に言いますよね。
アホとかブスとかなんかいろいろ!
ここに疑問を持ってじっくり感じてみると、平気な人はいないと思うのですよ。ズキズキと胸が痛んでいると思います。
自分のことを好きじゃない、キライ!って簡単に言うこともそう。
これらを人前で自虐的に自分で言ってしまうこともあると思いますが、人にはあたりまえに思いやりを持って言わないようなことを自分にはキツく言ってしまうことをやめるべきです。
自分で自分をキズつけているんです。
エネルギーが消耗します。
キズつけていながらキズついたことに気がついていないほど自分というモノの扱い方が無自覚に雑になってしまっているということが、いつも使う言葉に表れているんです。
片付いていない部屋を見たときや、なにか失敗したとき。
咄嗟に、わたしはダメなやつだ!って簡単に批判します。
もしもこれがトモダチなら、できてなくても大丈夫だよ。ダメなやつじゃないよ、そんなこと言わないで、って優しい言葉をかけてあげるのではないですか?
それなのに自分自身に対しては、厳しいですよね。
自分というのは身近すぎて、しかも自分だから遠慮なしだけど、自分にも親身に優しく言葉を言ってあげてください。
小さいころから親やまわりの人たちに、褒められるよりは責められたり叱られたりが多いですね。
そうやって厳しく追い込んで成長させるの時代だったかもしれません。
だけど、叱りかたに思いやりや愛があったらまた違ったかもしれない。
みんなの前で、この子はしょうもない子やから!とか親の自虐のネタにされて笑われても、そのあとごめんねと謝られたりフォローがあったらまだマシだと思うけど、だいたいそうではないと思う。
そのフォローが無いからキズついたまま人は育っていく。
褒められて愛が満ちる体験が少なすぎて自分のなかに肯定感が育っていないから、愛が欠けた目で物事や自分を見ています。
だから自己批判は盛大で、良い自己評価は『思う』ことすらできない。
褒められることがなかったからです。
こういう影響のもとにいる人は多いのではないかと思います。
死ぬまでいっしょの本当にたいせつな存在が『自分』です。
たいせつな人を思い浮かべてほしいです。
常に思いやりのあるあたたかい感情で優しい言葉をかけますね。
その目線で思いやりのある優しい言葉を自分自身にもかけてあげてほしいです。
自分は自分のものだからって雑にするのではなく、自分は自分のものだからこそ扱いかたを愛をこめて丁寧にするべき。
そう思います。
たとえばなにかを選ぶときに『愛』です。
これでいいや、って自分を低く見積り安物やテキトウに選ぶことをやめます。
丁寧に『これがいい』というモノ選びに変えていくと自分の価値が上がり自分が満足して喜びます。
なんでもいいとかどうでもいいとか言わず、自分が喜ぶ好きなモノをちゃんと選んであげてください。
ごはんもカラダが喜ぶものや食べたいものを食べてください。
言葉に『愛』のエネルギーが入ると自分の世界が優しくなります。
言葉が変わると思考が変わります。
ダメ出しをする思考だと他人の間違いばかり目について他人へも批判ばかりです。
変わらなければ自分もそんな世界の一員ですが、愛を持って言葉を放ち始めるとすぐに愛のあるあたたかい世界に移ります。
ここはいつでも自分次第で瞬時に切り替わります。
なかなか抜けないクセが出て自分をつい批判してしまってもすぐに愛の言葉の世界に戻れるからだいじょうぶです。
それよりも批判してしまったということは愛ではない思考に『気づいた』っていうことだから、すばらしいですよ!
それを見て、褒めましょう。
無意味に厳しい世界からは遠退きましょう。
自分の内側を優しい言葉で満たしてください。
そんな優しい言葉をまわりにも広げてください。
家族や身近な人に、照れずにたくさんお礼や感謝や優しい言葉を伝えてください。
身近なまわりの人に『ありがとう』と言ったり良いところを褒めたりしていますか?
身近な人にこそ愛の言葉を伝えるようにすると言葉に乗った愛のエネルギーが巡ります。
言葉は他者に向けた言葉も自分に対して思う言葉も区別なく自分が存在する世界を表しています。
自分が言ったり思ったりする言葉を優しくしたり明るくしたり愛をこめることは自分を取り巻く環境にも大きな影響があります。
自分次第で愛あふれる明るい世界に変わるんです♡
言葉の放つエネルギーの質に気づいたら、グチばかり言う人や、自分に対してキズつくことを言ってくる人など、重くしんどい言葉を放つ人から離れましょう。
自分が毅然としていたら合わない世界とはすれ違い、相手の方から離れてくれることもあります。
そんな人に合わせないこと。いっしょにグチを言わないこと。
自分の居心地いい世界観を貫き守りましょう。
けっこう根深い『ムリ!』っていう言葉。自分の可能性を狭める言葉をやめましょう。
やってみたいなってふと思うことは魂がやりたいことです。
やってみよう!って乗り気になって行動するようになる意識の変化。
これこそ自分を変えて人生を変えていきます。こことっても大事!!
それでも自信がなくて『ムリ!!』って足踏みしがちです。
そんなとき、やめといたら?と言ってくる人がいます。ムリだよ、とかね!
自分のやる気が他人の声で揺らがないか試されている、とだけ思って自分の意志を固めたらいいです。
それでもくりかえし可能性を否定してくる重たいエネルギーの人からは離れましょう!!
可能性を後押ししてくれたり、可能性を広げてくれる人と付きあいます。
わたしは内観が始まるときにわたしの良いところや好きなことを探そうとインスタグラムを始めました。
いろんな人の投稿を見ながら、あぁわたしは夕焼けが好きだった、星空が好きだ。お月さまが好きだ、と心が震えることや好きなことに反応し目覚めていきました。
そして心の整理に文章を書くようになりました。
前回の文章にも書きましたが文章を書くと心が整理されるし、自分を客観的に知ります。
わたしは文章を書くことをしてみて初めて知った一面だけど、わたしは言葉づかいや文章全体がやわらかいように書きたいって思うのでした。
読む人の心がふんわりしてくれたらいいなって想いをこめていつも書いていました。
わたしは書きながら言葉で自分を表現しているのだと感じました。
だから文章が独特でも自分らしく書くことをたいせつにしています。
自分の言葉、自分の文体で、ちゃんと自分の考えや想いを書く。
思っていないことは書きません。その言葉にわたしの心が無いからです。
言葉に愛や誠実を求める自分が好きって思います。
書くことはやめられないなぁっていつか思ったことがあります。
書くことそのものが『夢中で楽しい』と思うからでした。
わたしはなんの職歴もなんの得意なことも無い。
だけどなにかできることでまわりの人の役に立ちたいっていつからか思っていて、だけどそれがなにかは分からなくて。
分からない、見つからない焦りもそのまますなおに向きあい書きながら、自分を煮詰めるように書いて書いて書いて書いてっていう日々でした。
そのように深掘りしながら天然石と出逢い、内観がより一層自分の深い中心への内向きとなり、感情のフタが開いて本音が吹き出します。
それもそのまま書くほうが心のなかが薄まるのでありのまま書いていました。
そしたら2023年4月頃、社長さんやHanaさんや、いつも読んでくださるフォロワーさんがコメントをくださいました。
おなじようなことをみんながほとんどおなじ日にわたしに伝えてくれたシンクロの日がありました。
『書くことが向いていますよ。いろいろ綴ってください。どれだけ救われる人がいるか分かりません。』
『章子さんのことば、大好きです。優しさや強さが伝わります。』
『文章からすごく癒しを感じます。』
わたしは驚きました。社長さんは特に、本を出したらって何度も言ってくださいました。
わたしが本を書く⁉︎こんなただのわたしが!!って思いましたが、わたしはシンクロを信じるので、この伝えていただいた想いたちはかみさまからのメッセージだと思って受け取らなければいけないと思いました。
ありがたすぎる言葉。身に余るもったいない言葉。
どうして叱られる言葉はすぐ受けとめるのに、褒められると疑ったり躊躇するんだろう?
いいことを言われてどうして申し訳ないと思うんだろう?
あんまり褒められた記憶がないから過去の自分とも比べにくいけど、今天然石と生きていて、今いる世界がいいって思っている。
その今いる世界でつながる人たちからいただいた愛ある言葉なんですよね。
そう思ってものすごくたいせつに胸に仕舞いました。
記念すべき、自分の価値や可能性を生まれて初めて感じた出来事でした。
こういうの、否定も簡単です。
自分で、ムリですよ。そんなことありませんよ。って言いがちです。
だけど、こんなステキなことを言っていただき自分の心がふんわりあったかく感じたなら、自分で可能性を潰さず否定せずに、すなおに謙虚に『受けとる』ということをしてほしいです。
相手の『愛』の言葉のエネルギーを少しもムダにすることなく活かせるように。
ご縁のなかで気付かされたことをすなおに受けとり人生が進むことがあります。
勇気がいりますが、すなおになって進む内観と現実創造が愛が土台の真実と思います。
このシンクロを感じ、重ねていただいた言葉たちがあったのもあり、数ヶ月後に本をいっしょに書きませんかと夢みたいな提案を言っていただいたとき、わたしは本当に震えながらもすぐに思い切り飛び込むことができたのでした。
自分が思わぬ自分の良さをまわりの人のほうがよく見えて分かってくれているって思います。
先ほどの『わたしの文章に癒されます』という言葉はよく思いだしてみるとインスタグラムに文章を綴りはじめた6年間にときどきいろんな人に言われてきた言葉でした。
わたしは『うれしい』と思いながらも、こんなわたしが!イヤイヤまだまだ、みたいな否定で受けとれていなかったと思いました。
せっかく言っていただいたのにね!すごく反省しました。
うれしい言葉を言われたならありがたくたいせつにして、否定せずに受けとりましょう!
そういう人間関係こそ大切にしましょう。
自分もまただれかの背中を支え、良いことを伝え、あたたかく全力で応援できる自分になれます。
その世界の輪に入っていたいです。
わたしも愛の世界の人になる!!
そう思う人は自分へ向ける言葉を『愛』に変えましょう。
思う言葉は自分が常に聞いていますから、言葉を愛に変えれば自分の内側深くから本当に愛が増えていきます。
愛が増えれば他者や出来事に対して思う言葉も愛に変わりますから、自分の世界に愛が広がり、愛があふれますよ♡
今日、もしもできていないことがあっても、できていることを見てください。
できなかった、って思うよりも、これができたね!って『褒めることを見つけて褒めるクセ』をつけてください。
とくにいちにちの終わり、眠るまえなど気をつけてください。
どんな日も毎日できたことを見て『今日もがんばったね!』って笑顔になる。
あたたかな愛の波動で眠りましょうね♡
甘々に、そんなふうでいいんです♡
自分にしっかりと『愛』を向けましょう♡
章子さんと共著しました、書籍「石たちに導かれて 体験編」はこちら