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機嫌のいい人に、なぜ良いことが起きるのか|「気分が先、現実が後」の話

社長コラム

機嫌のいい人に、なぜ良いことが起きるのか|「気分が先、現実が後」の話

これまでの記事では「石に力はない」「水晶は驚くほど安定している」「効くとは約束しない」と、“何が力ではないか”をお話ししてきました。今回は角度を変えて、「では、何が起きているのか」を考えてみます。テーマは、「機嫌のいい人に、なぜか良いことが起きる」——あの不思議についてです。

スピリチュアルな「引き寄せ」の話ではありません

「機嫌がいいと良いことが起きる」と言うと、いわゆる“引き寄せ”のように聞こえるかもしれません。けれど、元エンジニアの私は、そんなにフワッとは考えていません。もっと地に足のついた、当たり前と言ってもいい仕組みがあるのです。

仕組み① 機嫌は、現実を映す“レンズ”

同じ一日でも、機嫌のいい日と落ち込んでいる日では、見える世界がまるで違います。機嫌がいいと、小さなチャンスや誰かの好意に気づき、「やってみよう」と動ける。反対に不機嫌だと、目の前を幸運が通り過ぎても「どうせ」と見送ってしまう。現実そのものより先に、それを見るレンズが変わる。気分は、世界の色を決めるフィルターのようなものです。

仕組み② 機嫌のいい人には、人が集まる

もうひとつは、人との関係です。機嫌のいい人には話しかけやすく、一緒にいて心地よいので、自然と「応援したい」と思われます。だから人やご縁、ちょっとした情報が集まってくる。逆に、いつも不機嫌な人の周りからは、人がそっと離れていきます。仕事も出会いもチャンスも、多くは“人”を通ってやってくるもの。だから機嫌は、めぐりめぐって現実を動かすのです。

だから「気分が先、現実が後」

私たちはつい「良いことがあったから機嫌がいい」と考えますが、逆向きの流れも確かにあります。「機嫌がいいから、良いことが寄ってくる」。気分が先で、現実が後。古くから「笑う門には福来る」と伝えられてきたのは、昔の人が経験から、この順番を知っていたからかもしれません。これは私の体感の一例ですが、どん底の頃、状況は何も変わらないまま「せめて機嫌だけは自分で決めよう」と腹をくくったところ、不思議と人やご縁が動き出し、お店を続けてこられました。

ただし、無理にポジティブでいなくていい

大切なことを一つ。これは「いつも前向きでいなさい」という話ではありません。つらい時はつらくていいし、落ち込む日があっていい。状況には、自分ではどうにもできないことも数多くあります。けれど「機嫌」だけは——景色を見るレンズだけは——状況の許可を待たず、こちらから少し選びにいける。天気任せにしなくていい、というだけのこと。コーヒーをゆっくり味わう、空を見上げる、好きな石をただ眺める。その小さな一つが、明日の現実をほんの少し動かすかもしれません。主役は、いつでもあなたです。


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